【ワシントン=加納宏幸】トランプ次期米大統領は17日、安倍晋三首相とニューヨークで初会談し、「首脳外交」を本格始動させる。これに先立ち、トランプ氏は14日、ロシアのプーチン大統領と電話協議し、関係改善を進めることで合意した。オバマ政権の下で悪化した米露関係の前進により、12月の日露首脳会談で北方領土交渉が前進するかに注目が集まる。
大統領選を通じ、「メキシコ人は強姦犯」「習近平中国国家主席をマクドナルドのハンバーガーでもてなす」など数々の暴言で世界を敵に回したトランプ氏。矛先を向けなかった数少ない大国の一つがロシアだ。
トランプ氏は自らを「才能がある」と評価したプーチン氏について、「国(ロシア)の内外から高く尊敬されている人物からほめられるのは大変名誉なことだ」と語り、絶賛していた。
日米関係筋によると、米露の雪解けで日米露3カ国の関係が深まり、領土交渉が前進する可能性がある一方、ロシアが国際社会からの孤立から脱することでプーチン氏が領土問題への関心を失い、日本の経済協力だけに目を向けるようになる恐れがあるという。



