奈良町一望のテラスガーデン、奈良ホテルが新設

 奈良市の老舗・奈良ホテルが、奈良町が一望でき、パーティーや結婚式に使えるテラスガーデンを新設する。耐震補強工事に伴うリニューアルで、3月中にも完成する見通し。隣接する宴会場なども整備し直し、結婚式・披露宴や宴会の新たな需要に対応し、集客につなげたい考えだ。

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 奈良ホテルの本館は明治42(1909)年に開業。多くの客室がある新館は昭和59年の建築で、本館と新館をつなぐ宴会場などがある部分は昭和45年の大阪万博に合わせて作られた。

 ホテルによると、新館は十分な耐震性があるが、明治時代の木造建築である本館と、45年建築部分は新たに耐震化工事が必要になるという。

 このため、本館に先駆けて今年1月から、45年建築部分の耐震化工事を開始。テラスガーデンの新設工事も併せて進めており、1室8人まで利用できる個室を2室設けるほか、レストランの客席を約20席増やす。

 テラスガーデンは、新館の屋上(約600平方メートル)の一部を活用。工事前から庭はあったが、イベントの際に宿泊客を案内する程度で、常時公開はされていなかった。

 中村仁社長は「テラスガーデンと宴会場との行き来をしやすくすることで、外で挙式して、室内の宴会場で披露宴をすることも可能になる」と話す。結婚式以外にも、屋外でのパーティーや、ビアガーデンのような活用方法も考えているという。

 今後は、テラスガーデンの真下に当たる新館の4階にある宴会場やレストランも再編。大型の宴会や、500人規模の会議が開ける部屋の設置も検討しているという。

 中村社長は「耐震化を良い契機ととらえ、ホテルの外観や木造の歴史的建築は維持しながら、利便性、満足度の向上につなげていきたい」と話している。

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