政府は5日の閣議で、内閣改造に伴う副大臣25人と政務官27人の人事を決めた。外務副大臣に安倍晋三首相の実弟である岸信夫衆院外務委員長を再び起用。北朝鮮が核実験やミサイル発射など挑発的な行動を繰り返していることを踏まえ、若宮健嗣防衛副大臣を留任させるなど、外交・安全保障を重視し、実務に精通する人員を配置した。
副大臣会議と政務官会合をそれぞれ開き、菅義偉官房長官と萩生田光一、野上浩太郎、杉田和博の3官房副長官も出席した。菅氏は会見で派閥の推薦を考慮したかどうかについて「全くしなかった」と述べた。
ただ、自民党の所属派閥別の人数は各派の勢力にほぼ応じている。最大派閥の細田派は副大臣、政務官とも最多の7人で、第2派閥の額賀派は副大臣5人。勢力がほぼ均衡している岸田、麻生、二階各派は、いずれも閣僚2人、副大臣2人、政務官3人だった。
谷垣禎一前幹事長率いる谷垣グループは今回の人事で閣僚2人が交代。副大臣、政務官も1人も入らなかった。頸髄(けいずい)損傷で入院中の谷垣氏のほか、国対委員長だった佐藤勉元総務相も交代し、同グループは党幹部からも姿を消す結果となった。
石原宏高衆院議員は、兄の伸晃経済再生相も関わる内閣府の副大臣に就任。丸川珠代五輪相の夫である大塚拓衆院議員は財務副大臣に就いた。不倫を理由に辞職した宮崎謙介前衆院議員の妻、金子恵美衆院議員は総務政務官を務める。



