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【台北=田中靖人】台湾の頼清徳行政院長(首相に相当)は26日、立法院(国会)の本会議で「私は台湾独立を主張する政治家だ」と述べた。就任後初めて行った施政方針報告の質疑で、野党の立法委員(国会議員)の質問に答えた。蔡英文総統が中台関係の「現状維持」を掲げる中での踏み込んだ発言で、中国当局の反発を招きそうだ。
頼氏は「現実的な『台湾独立』主張だ」とも述べ、独立宣言を行わないことや、台湾の将来は住民投票で決める必要があることを強調した。
「台湾共和国」の建国を目指す党綱領を事実上修正した1999年の党決議におおむね沿った内容だが、中国共産党の党大会を来月に控え、中国側を刺激する可能性が高い。
頼氏は与党、民主進歩党の中でも独立色の強い最大派閥「新潮流派」に属しており、台南市長時代にもたびたび独立に言及してきた。ただ、6月には、自分は「親中愛台」だと述べ、軌道修正を図ったとみられていた。
頼氏の発言について、側近は「政治家個人の立場を改めて述べたもので、行政院長として蔡政権の路線から離れるものではない」と解説した。




