投票後、スー・チー氏は車で約1時間半離れた自身の選挙区に移動。NLDに投票したという不動産業の男性(55)は、「スー・チーは貧しいこの選挙区をあえて選んだ人物。軍人支配が終われば、資源が多く若いミャンマーは、もっと豊かになる」と語った。
各地の投票所は、開始時間の午前6時前から行列ができた。投票のため故郷に帰った人も多く、普段は渋滞するヤンゴン市内も閑散とした。有権者名簿の誤りなど一部の問題は起きたが、暴力や監視活動の妨害など、懸念された大きな混乱はなかったもようだ。
ヤンゴン中心部のNLD本部前には、開票が始まってから続々と支持者が詰めかけた。NLDの優勢が確実となった9日昼、スー・チー氏がNLD本部に姿を現すと、群衆は「母なるスー・チー」と連呼した。
だが、スー・チー氏とNLDが勝利しても、国内外から信頼される安定した政権づくりや国軍との和解など、課題も横たわる。スー・チー氏は党本部のバルコニーから「威厳と良心をもって行動していこう」と支持者らに呼びかけた。



