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【世界を読む】損失年間1兆円!韓国社会揺るがす「接待禁止法」騒動…高額報酬狙う韓流“ランパラッチ”って!?

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損失年間1兆円!韓国社会揺るがす「接待禁止法」騒動…高額報酬狙う韓流“ランパラッチ”って!?

「金英蘭法」の施行を前に、ソウルの海鮮料理店「ヘウリ」で登場した1人前2万9千ウォンの「蘭セット」=9月26日(共同) 「金英蘭法」の施行を前に、ソウルの海鮮料理店「ヘウリ」で登場した1人前2万9千ウォンの「蘭セット」=9月26日(共同)

 接待や付け届けが根付く韓国で、社会を揺るがす法律が9月28日施行された。公務員や議員、教師、記者への金品提供や接待を事実上禁じる「不正請託および金品授受の禁止関連法」(通称・金英蘭=キム・ヨンラン=法)だ。韓国経済研究院は経済的損失が年約11兆6000億ウォン(約1兆円)に上るとの試算を発表。すでに高級飲食店が廃業するケースもでている。韓国メディアによると、違反の通報者に支払われる高額の報奨金を狙って“盗撮教室”が繁盛し、通称名とパパラッチを合わせた造語「ランパラッチ」まで登場している。

 「割り勘」文化へ

 新法は、公務員(配偶者も含む)らが職務に関連して3万ウォン(約2700円)を超える飲食接待を受けることなどを禁じている。贈り物は5万ウォン、慶弔費など10万ウォンの金額の上限を設定しており、適用対象は400万人程度と推定されている。同法の必要性を提起した国民権益委員会の金英蘭委員長(当時)の名を取って通称名で呼ばれるようになった。

 違反者は提供した側も受けた側も授受額の2~5倍の罰金を科される。一回に100万ウォン(約9万1500円)、年間計300万ウォンを超えれば、職務に関連していなくても懲役3年以下の刑などが科される。

 韓国・中央日報(日本語電子版)によると、現国民権益委員長は「状況があいまいなときは各自が計算するダッチペイ(割り勘)文化を築こうというのが法の趣旨だ」と強調。法の勉強会で同委員会幹部が「食事の席で1回3万ウォンを超える場合、超過した部分を参加者で割ればいい」と説明したことも紹介している。

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