サッカーなんでやねん

日本は昔より弱い?…ひとくくりの「アジア対策」に疑問

 そのころの記憶が残っているのだろうか。それとも、W杯本大会に連続出場するようになり、幻想が植え付けられたのか。最終予選の前段階に位置する予選は大勝続きで首位通過して当たり前と思われるようになっている気がしてならない。

 今回の予選初戦のシンガポール戦、第2戦のカンボジア戦で露呈した「引いて守りを固めた相手をどう崩すか」との課題も、今回の予選に始まったことではない。これまでの予選を見ても、特定の相手以外からはそんなに得点は奪えておらず、ゴールをこじ開けるのに四苦八苦してきた。

 そう考えると、シンガポール戦で0-0、カンボジア戦で3-0と消化不良に終わったチームが第3戦のアフガニスタン戦で6-0と大勝できたのも、「アジア対策」が実り始めている証拠と手放しで喜ぶことはできない。「引いて守りを固める」にもいろいろあり、アフガニスタンはシンガポールやカンボジアほどどん引きしなかっただけのような気がする。

 そもそも、広大なアジアをひとくくりにして「アジア対策」と称するのもどうか。東アジアですら、日本と韓国、中国ではサッカーのスタイルが異なる。同じように、中東や東南アジアも国によって違いがあると考えるべきで、例えば、アフリカからの帰化選手が多いカタールは身体能力が高く、イランはドイツやオランダで育った選手で構成されるようになっている。

 まだ2次予選。されど真剣勝負のW杯予選。慌てず、騒がず、自らのチーム力の底上げを図るのが肝要な気がする。

Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録

会員限定記事

会員限定記事一覧

産経WESTランキング

  1. 女子小中高生の自殺、男子の1.2倍に 今年1~9月 令和6年から続く〝逆転現象〟

  2. 阪神・森下翔太が今季限りで「ビッグベイビー」返上 サトテルの米挑戦で「やんちゃ」封印有料会員記事

  3. ジョーシン、情報漏洩か 最大600万件余り 免許証画像とマイナカード計3件も

  4. 【メガプレミアム】「巨額脱税…でも生活費は月5万円」ネット株億万長者が法廷で清貧アピールも…裁判長「感覚ズレている」と一喝

  5. JR3社の予約システムから個人情報漏洩、被害件数確認中 ユミルリンク不正アクセスで

  6. メール配信サービスのユミルリンク 個人情報5000万件超漏洩か、利用するJR3社でも

  7. イオンモール熊本の爆発、7人全員が施設南側で犠牲に 2階遺体には衝撃波由来の傷有料会員記事

  8. 同志社国際高、辺野古沖転覆事故巡り教育の中立性検証に委員会設置、30日に記者会見

  9. 電気風呂には「手からではなくお尻から入る」〝鑑定士〟けんちんさんが語る入浴の極意 銭湯こぼれ話

  10. 82年前のレイテ沖海戦、空母「瑞鶴」の戦没者しのぶ 橿原神宮で慰霊祭