氷点下3度。まだ暗い大寒の20日早朝、男衆60人が豪快に湯をかけ合った。400年の歴史を持つ川原湯温泉(長野原町)の奇祭「湯かけ祭り」。湯気が舞う中、熱気がほとばしった。
日の出前の午前5時、太鼓とともに始まった神事に続き、小学2年から60代までの60人が鉢巻、下帯、足袋、真新しい手おけを手に登場。紅白2組に分かれて気勢をあげ「お祝いだ」と湯のかけ合いが始まった。
約400年前、止まった温泉の湯が祈祷(きとう)により再び湧き出し「お湯湧いた」「お祝いだ」と祝いの湯をかけ合ったのが由来。現代も同じかけあいが続き、辺りは湯気と熱気であふれた。
見物客は昨年より多い約300人。総大将役の長野原町の会社員、篠原健さん(41)は「お客さんの多さに圧倒された。来年も盛り上げる」と話していた。



