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ジャンボと呼ばれる掘削機が、ダイナミックにトンネルを掘り進めてゆく。福島県の浜通りと中通りを結ぶ震災復興道路の一部、霊山(りょうぜん)道路トンネル(伊達市)の工事現場だ。撮影したのは土木写真の第一人者、西山芳一さん(64)。キャンピングカーで全国を回り、年間100カ所以上、土木施設の写真を撮り続けている。「子供の頃から重機などが大好きで。カッコいい写真を通して、土木の魅力を一般の人々に伝えたい」と話す。
いま土木が熱い。ダムを筆頭に橋、高速道路のジャンクション…など分野別に熱狂的マニアが生まれ、書店には西山さんの写真集『UNDER CONSTRUCTION』をはじめ関連書籍が所狭しと並ぶ。また土木学会は、幕末明治から昭和前半までの歴史的土木構造物を後世に残そうと、平成12年度から「選奨土木遺産」の認定を開始。遺産を巡る旅も、人気を集めつつある。
西山さんは言う。「土木を撮り始めて30年ほどになりますが、以前は3Kの仕事といわれ、若い人が見向きもしなかった世界。でもここに来て、土木が注目されるようになり、見学可能な現場も増えた。見られる土木は働く人々の安全にもつながります」




