被害女児が、かわいそうでならない。子供を持つ近隣の人々のショックは、どれほど大きかったろう。
千葉県我孫子市でベトナム国籍、9歳の小3女児の遺体が見つかった事件で、千葉県警は女児の自宅近くに住む男を死体遺棄容疑で逮捕した。
容疑者は女児が通う小学校の保護者会会長を務め、通学路では見守り活動をしていた。
保護者会の会議では「子供たちの安心、安全を守りたい」とあいさつし、通学路では旗を振り、事件後もパトロールをしていた。子供たちと手をつなぎ、登校に付き添う姿も目撃されていた。
女児にとっては顔見知りの、頼りになる大人の一人であったかもしれない。だとすれば、被疑者を疑ってかかることは不可能だったろう。学校も地域も警察も責めることはできない。ただただ犯行を恨むばかりである。
だが同様の悲劇を少しでも減らすために、手をこまねいてばかりはいられない。考え得る全てのことを検討すべきである。
例えば街頭での防犯カメラの整備に対しては、必ず「監視社会につながる」などの批判がある。だが刑法犯の認知件数は平成14年をピークに、14年連続で減少して28年には戦後最少を更新した。



