主張

スカイマーク再建 競争確保が支援の前提だ

 経営破綻した新興航空会社、スカイマークの再建で、ANAホールディングスなどの支援が正式に決まった。

 米デルタ航空も名乗りを上げたが、債権者集会でANA陣営の再生計画が承認された。スカイマークは来月にも出資を受け入れるという。

 これでようやく支援の枠組みが定まった。安全を最優先に、航空市場の健全な競争に向けて早期再生を図ってほしい。

 それには、ANA陣営のもとでもスカイマークの経営の独立性が確保されなければならない。競争は消費者の利益に直結する。国土交通省などは引き続き航空自由化を進め、競争環境の維持に努める必要がある。

 再建計画によると、投資会社のインテグラルやANAなどが180億円を出資し、日本政策投資銀行から社長を迎える。ANAは共同運航によるスカイマーク便の座席販売や燃料の共同購入、機体整備などで支援する。

 計画は4月にまとまったが、その後、デルタ航空が支援を申し出たため、2つの計画が債権者集会で投票にかけられる異例の展開となった。結局、他の新興航空会社の支援に携わった実績のあるANA案が評価された。現行路線を維持するためにも、計画を着実に実行し、再建を急いでほしい。

Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録

会員限定記事

会員限定記事一覧

オピニオンランキング

  1. <主張>免許証「流用」 匿流対策の邪魔をするな 社説

  2. <主張>初の女性棋士 歴史変える快挙に拍手を 社説

  3. <産経抄>世界中の本を読み尽くしたAIは人類に何をもたらすのか無料会員記事

  4. <正論>高市内閣1年の対外政策評価は 東洋学園大学教授・櫻田淳無料会員記事

  5. <主張>東京大 象牙の塔に立てこもるな 社説

  6. <産経抄>中国食材に戦々恐々…日本人が安心して食べられる日は無料会員記事

  7. 悠仁親王殿下から皇位を奪うつもりか 「女性天皇論」の無礼と勘違い 論説委員長・榊原智の眼有料会員記事

  8. 米国配慮の金融財政では「サナエノミクス」は心配 「日本ファースト」の経済政策を貫け 愛媛「正論」懇話会講演会詳報 田村秀男特別記者有料会員記事

  9. <主張>WHO事務局長選 日欧は協力し中国阻止を 社説

  10. <産経抄>帰ってきた「ゴジラ」、松井秀喜さんが巨人新監督に無料会員記事