PR

ニュース 国際

WHO総会 台湾参加めぐり激しい攻防 G7支持も中国が猛反発

その他の写真を見る(1/2枚)

 【台北=矢板明夫】24日に開幕する世界保健機関(WHO)総会を控え、オブザーバー参加を希望する台湾には、23日までに招待状が届いていない。台湾当局は友好関係にある加盟国などを通じて、総会事務局に台湾参加を認めるよう働きかけを続けており、「最後まであきらめない」との姿勢を示しているが、見通しは厳しい状況だ。

 台湾の外交関係者によると、台湾当局は23日までに、外交関係のあるエスワティニ、パラオなどの国々を通じて総会事務局に対し「台湾が世界の公衆衛生と防疫体系に参加することの重要性と必要性」を訴えてきた。これらの国は24日の総会開幕直前の準備会合に「台湾をオブザーバーとして招請する」との議題を追加するよう提案しており、台湾参加に反対する中国と、台湾を支持する国々との間で激しい論戦が展開されそうだ。

 総会の議題への追加が認められれば、台湾の参加の可否は総会で多数決で採択されるが、中国が多数派を固めているとみられる。また、例年同様に準備会合の段階で提案が却下される可能性もある。

 ただ、台湾のWHO加盟を長年推進してきた台湾医界連盟基金会の林世嘉事務局長は「今年は、先進7カ国(G7)外相会合が共同声明で台湾のWHO総会への参加支持を表明するなど、支援の輪が広がっており、例年より手応えを感じる」と話している。

 米国は7日、台湾をオブザーバーとして招待するようWHOに要請しており、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は20日、フェイスブックで「国際保健課題の対応に当たって、地理的空白を生じさせるべきではない」と台湾支持を表明。オーストラリアの台湾駐在機関も21日、「台湾のWHO総会へのオブザーバー参加を支持する」との声明を発表した。

 こうした動きに対し、中国は「台湾の真の目的は独立であり、断固反対する」(外務省報道官)として猛反発している。

 台湾は蔡英文政権発足以降の2017年から、中国の反対により、WHO総会へのオブザーバー参加が認められなくなった。

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ