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韓国落胆、対米4兆円投資にワクチンの見返りなく

21日、ワシントンのホワイトハウスで握手するバイデン米大統領(右)と韓国の文在寅大統領(聯合=共同)
21日、ワシントンのホワイトハウスで握手するバイデン米大統領(右)と韓国の文在寅大統領(聯合=共同)

 【ソウル=時吉達也】米韓首脳会談を通じ、韓国国内では新型コロナウイルスのワクチン供給加速に期待が高まっていたが、共同声明に具体的な供給提案などの記載はなかった。韓国企業側が「手土産」として事前に発表した44兆ウォン(約4兆2千億円)に上る大規模投資の対価が示されなかったことに、韓国メディアからは落胆の声も上がった。

 「菅とは二枚重ねのマスク、文とはノーマスク」(韓国紙毎日経済)。韓国メディアは21日、バイデン、文在寅(ムン・ジェイン)両大統領の1対1の会談が当初の予定を超え37分間行われ、マスクを着用せずに昼食を共にしたと速報した。4月に菅義偉首相が臨んだ日米首脳会談との違いを強調した。

 大統領任期が残り1年を切り内政で苦難続きの文氏にとり、新型コロナの流行以来初となる今回の外遊は、国内世論に訴える貴重な機会だった。「中国への配慮」と「米国との関係強化」を両立できたと評価する報道も多く、支持率が就任後、最低水準に低迷する中で久々の“追い風”を得た形だ。

 外交安保以上に「国民の実質的な関心事」(中央日報)とされたワクチンをめぐっては、両国の協力強化が強調されるにとどまった。会見では、文大統領が韓国人記者から「国民は良い知らせを待っているのだが」と不満を示される場面もあった。保守系の朝鮮日報は、ワクチン供給で約束されたのが「米軍に接触する韓国軍の55万人だけだった」と批判的に報じた。

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