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旭日旗使えば懲役最大10年 韓国で法案提出 保守派や学者に反発も

4月24日、ソウルの日本大使館前で行われた抗議デモで、旭日旗を模した旗を破る女性(AP)
4月24日、ソウルの日本大使館前で行われた抗議デモで、旭日旗を模した旗を破る女性(AP)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の与党「共に民主党」の議員が、旭日旗を使ったり日本統治からの独立運動に関する史実を“歪曲(わいきょく)”したりする行為を禁じる「歴史歪曲防止法」制定案を国会に提出し、議論を呼んでいる。旭日旗を使ったりすれば、10年以下の懲役または2億ウォン(約1930万円)以下の罰金を科す案だが、「表現の自由の侵害」との反対意見も出ている。

 法案は与党幹部の金容民(キム・ヨンミン)議員が14日に提出したもので、1919年の三・一運動などの独立運動に関する歪曲のほか、「日本帝国主義」の称揚や、それを象徴するとして旭日旗の使用まで禁止の対象にしている。歪曲かどうかは歴史学者や弁護士らで構成する審理委員会が判断するという。

 金氏は「抗日独立運動という崇高な価値を嘘で傷つけ、侮辱する行為が頻発し、国民的な憤りが高まっている」と主張している。

 左派系の文政権と与党は、自分たちのイデオロギーに合わない歴史的な主張を法律で取り締まろうとする動きを強めてきた。80年の南西部、光州(クァンジュ)での民主化運動を当時の軍事政権が鎮圧した光州事件について否定、誹謗(ひぼう)、歪曲する行為を罰する改正特別法が昨年末に可決、成立している。

 今回の法案に対し保守系最大野党「国民の力」は「表現の自由の侵害」で軍事政権時代の取締法を連想すると批判。歴史学者らも「(韓国では)政権によって史実は変わるもので、国会で歴史を議論すべきでない」と反対している。

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