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イスラエル、ハマス幹部宅など空爆 ガザの犠牲者180人超 

 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの軍事衝突で、イスラエル軍は16日、ガザ南部のハマス政治・軍事部門トップの居宅などを空爆した。一方、ハマスは15日夜から16日朝にかけてイスラエルにロケット弾120発を発射。イスラエル軍はガザ境界付近で兵力を増強し、地上侵攻の構えを示している。

 10日にエルサレムのモスク(イスラム教礼拝所)で起きた衝突を発端に攻撃の応酬が始まり、16日までにガザでは少なくとも181人、イスラエル側でも10人が死亡したが、収束の気配はみえない。

 イスラエル軍は15日、米国のAP通信やカタールの衛星テレビ局アルジャジーラが入居しているガザの高層ビルを事前に警告した上で空爆し、ビルは倒壊した。イスラエル軍はハマスの拠点があったと攻撃を正当化したが、AP通信は「そのような形跡はなかった」と反論。アルジャジーラは「この憎むべき犯罪の目的はメディアを沈黙させることだ」と批判した。

 対立はヨルダン川西岸のパレスチナ自治区にも拡大。15日は1948年のイスラエル建国に伴い70万人以上のパレスチナ人が難民となった「ナクバ(大惨事)」の日に当たり、これまでにパレスチナ人15人がイスラエル治安部隊との衝突で死亡した。

 イスラエルのネタニヤフ首相は15日、「作戦はまだ中盤で必要な限り続ける」と述べた。ハマスの指導者ハニヤ氏は同日、「火遊びはやめろ」とネタニヤフ氏を非難した。

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