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イスラエル・ハマス攻撃の応酬続く 「ナクバ」で衝突激化の懸念高まる

 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの軍事衝突は14日も続き、イスラエル軍はガザとの境界付近からの砲撃を開始、地上侵攻の可能性を示して威嚇した。空爆も継続してハマスがガザ北部などに設けた地下のトンネルを破壊したほか、ハマスの内務部局や幹部の居宅を爆撃した。一方、ハマスが発射したイスラエルへのロケット弾は総計で2000発を超えた。

 現地からの報道によると、ガザの死者は少なくとも126人、イスラエル側では9人に上る。米国やエジプト、カタールなどの調停努力が本格化したが沈静化の兆しはみえない。

 ヨルダン川西岸のヘブロンやナブルスなどパレスチナ自治区では14日、ガザへの攻撃に抗議するパレスチナ人とイスラエル治安部隊の衝突が相次ぎ、少なくともパレスチナ人11人が死亡した。

 15日は、イスラエルの建国に伴い70万人以上のパレスチナ人が難民となった「ナクバ(大惨事)」の日。衝突の激化が懸念される。

 1948年5月14日にイスラエルが建国宣言し、翌15日にアラブ諸国が攻め込んで第1次中東戦争が始まった。これにより70万人以上のパレスチナ人が現在のイスラエル国内にあった父祖の地から離散を強いられた。パレスチナではこの出来事をナクバと称し、民族の悲劇と位置付けている。

 トランプ前米政権はエルサレムをイスラエルの首都と認定し、同国の建国70年に当たる2018年5月14日に米国大使館を西部テルアビブからエルサレムに移転。ガザでは同月14日から15日にかけて大規模な抗議デモが起き、イスラエル軍の鎮圧により総勢約60人が死亡した。

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