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米韓外相が会談 北朝鮮の揺さぶりの中、対北政策の溝を埋められるか

ブリンケン米国務長官(左端)と会談する韓国の鄭義溶外相(右手前から2人目)=3日、ロンドン(聯合=共同)
ブリンケン米国務長官(左端)と会談する韓国の鄭義溶外相(右手前から2人目)=3日、ロンドン(聯合=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】先進7カ国(G7)外相会合の招待として英国を訪れている韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相は3日、ブリンケン米国務長官とロンドンで会談した。バイデン米政権が最近、見直し作業を終えた北朝鮮政策の具体化などについて協議したもようだ。

 北朝鮮は2日、バイデン大統領が施政方針演説で対北「抑止」を強調したことなどに反発、3つの談話を立て続けに出して米韓への対抗措置を警告した。北朝鮮が揺さぶりをかける中、21日に米国で予定される米韓首脳会談までに、対北政策をめぐる両国の溝をどこまで埋められるかが焦点だ。

 バイデン政権は北朝鮮や中国の人権問題を重視しており、国務省報道官が4月末、北朝鮮の人権状況を批判。これに対し、北朝鮮外務省は今月2日、報道官談話で「最高尊厳を冒涜(ぼうとく)した」と激しく反発した。最高尊厳は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記を指し、人権批判を正恩氏への侮辱と受け取ったようだ。一方、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は北朝鮮を刺激しないよう人権問題への言及を避けてきた。

 北朝鮮は、韓国の脱北者団体が北朝鮮の体制批判ビラを散布したことについても、正恩氏の妹の金与正(ヨジョン)党副部長の談話で「深刻な挑発」だとして報復を予告した。文政権は与正氏による昨年の同様の警告を受け、ビラ散布に刑罰を科す法律を整備。この法整備にも、米国では表現の自由を損なうとして批判がある。

 北朝鮮の一連の警告は、米韓の足並みの乱れを誘う狙いもあるとみられている。

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