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韓国、バイデン氏演説に「安堵と不安」

米上下両院合同会議で施政方針演説を行うバイデン大統領。後方はハリス副大統領(左)とペロシ下院議長=28日、ワシントン(AP)
米上下両院合同会議で施政方針演説を行うバイデン大統領。後方はハリス副大統領(左)とペロシ下院議長=28日、ワシントン(AP)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は、バイデン米大統領の施政方針演説を、安堵(あんど)と不安の両面で受け止めたとみられる。

 北朝鮮などの核問題について、バイデン氏は「同盟国と緊密に協力し、外交と断固たる抑止を通して脅威に対処する」と表明。米国の同盟国の一つである韓国にとって「同盟との緊密な協力」が強調されたことは大きな安心要素だ。

 韓国の聯合ニュースは、米朝トップ同士の直談判に重心を置いたトランプ前大統領との違いを示すと同時に、対北問題を実質放置した「オバマ元政権の『戦略的忍耐』にも回帰せずに北朝鮮問題に積極的に介入するという意思を示したもの」との見方を伝えた。

 ただ、文政権は北朝鮮との対話再開を最優先させ、トランプ氏の米朝首脳外交の断絶も危惧しており、北朝鮮をめぐる米韓の認識の溝は残されたままだ。

 バイデン氏が中国との「競争」を前面に掲げ、人権侵害では引き下がらない姿勢を強調したことは、中国との関係強化を進めたい文政権にとっては不安要素ともなる。文政権は、北朝鮮や中国を刺激するのを避けようと、両国の人権問題への言及も控えてきた。

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