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世界の軍事支出が前年比2・6%増 中国は26年連続で増加

 【ロンドン=板東和正】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は26日、2020年の世界の軍事支出(一部推計値)が前年比2・6%増の1兆9810億ドル(約214兆円)だったと発表した。中国は26年連続で軍事支出を増加させた。

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、米国や中国などが世界全体の増加を牽引(けんいん)し、1988年以降の最高額を更新。世界の国内総生産(GDP)に占める軍事支出は前年から0・2ポイント増の2・4%になった。

 SIPRIは「新型コロナの流行が2020年の世界の軍事支出に大きな影響を与えなかったことをある程度確実に言える」との見解を示した。

 軍事支出で世界1位の米国は前年比4・4%増の7780億ドルとなった。核兵器の近代化や大規模な武器調達などが主な要因。増加は3年連続で、2020年の全体の軍事支出の39%を占めた。

 SIPRIは「トランプ前政権下での軍事力増強に加え、中国やロシアの脅威に懸念を強めていることの表れだ」と分析した。

 2位の中国は1・9%増の2520億ドル。増加は世界最長の26年連続で、この10年間で76%増やした。

 SIPRIは、中国の軍事支出の継続的な増加について、軍事近代化や軍備拡張における同国の長期的な計画によるものとの見解を示した。

 3~5位はインド(729億ドル)、ロシア(617億ドル)、英国(592億ドル)と続き、2・1~2・9%増えた。5位までの国の総額が全体の62%を占めた。日本は1・2%増の491億ドルで9位だった。

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