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【ソウルからヨボセヨ】イヌ料理ヘイトに戸惑う韓国

マンチェスター・ユナイテッドのラシュフォード(右)とボールを争う、トットナムのソン・フンミン=11日、ロンドン(AP)
マンチェスター・ユナイテッドのラシュフォード(右)とボールを争う、トットナムのソン・フンミン=11日、ロンドン(AP)

 韓国サッカー界のスターで英国イングランドで活躍中の孫興民(ソン・フンミン)選手が、相手チームのファンから「家に帰ってイヌでも食ってろ」とネットでヤジられたことが人種差別として現地で問題になっているという。ファン同士による非難合戦の産物で、孫選手にとっては有名税みたいなものだが、ヘイト(憎悪)のネタにされた韓国名物のイヌ料理にとってはありがた迷惑?

 今回の差別批判は孫選手に対する擁護論でもあるが、騒ぎを伝える韓国メディアは怒るべきか喜ぶべきか戸惑いがみられる。ヤジを差別とみるか否かの議論の根底には、韓国のイヌ料理への嫌悪があるからだ。

 韓国はこれまで海外からのイヌ料理非難には「わが国固有の食文化を他国に非難されるいわれはない」などといってがんばってきたが、近年どうも元気がない。ペットブームや“動物福祉論”の急速な拡大から国内でイヌ料理批判が強くなっているのだ。

 ところで日本のネットニュースによると、ドイツでは日本人サッカー選手をめぐって「すしの国」と語った放送リポーターが「人種差別的発言」を理由にクビになったとか。イヌ料理とすしを同列にしてほしくないが最近、国際社会は差別、差別と実にやかましい。多文化の象徴である食に罪はないものを。(黒田勝弘)

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