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米黒人男性死亡事件、州地裁の審理終了 陪審員12人の判断待ち

公判に出廷した、殺人などの罪に問われた元警官デレク・ショービン被告=19日、米中西部ミネソタ州ミネアポリス(AP)
公判に出廷した、殺人などの罪に問われた元警官デレク・ショービン被告=19日、米中西部ミネソタ州ミネアポリス(AP)

 【ニューヨーク=平田雄介】米中西部ミネソタ州ミネアポリスで昨年5月、偽造通貨使用の疑いで取り押さえようとした黒人男性のジョージ・フロイドさん=当時(46)=の首を膝で9分29秒にわたり圧迫し、死亡させたとして、第2級殺人などの罪に問われた元警官、デレク・ショービン被告(45)の最終弁論が19日、ミネアポリスの州地裁であった。3月29日に始まった本格審理が終了し、陪審員12人が有罪か無罪かを判断する。

 最終弁論で、検察側は「ショービン被告は子供でも間違っていると分かるやり方でフロイドさんの人生を終わらせた」などと非難。弁護側は「被告は合理的な行動をした。死因は違法薬物の使用などによるものだ」などと反論した。

 事件は昨年5月25日に発生。目撃者が撮影した動画で、フロイドさんは意識を失うまでに計27回、「息ができない」などと訴えていた。人種差別への抗議運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切)」が全米に広がるきっかけとなり、一部が暴徒化。ミネアポリスでは1992年のロサンゼルス暴動以来とされる大規模な破壊行為が起きた。

 ショービン被告は第3級殺人と第2級過失致死の罪にも問われ、いずれも否認している。3つの罪には故意の有無や行為の悪質性に違いがある。今回は被告の力の行使に警官の職務執行上の合理性があったか、フロイドさんを死に至らしめる「実質的な因果要因」となったかが争点となる。

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