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金正恩氏「苦難の行軍を決心」と強調 制裁に対抗

8日、朝鮮労働党の細胞書記大会で演説する金正恩総書記=北朝鮮・平壌(朝鮮中央通信=共同)
8日、朝鮮労働党の細胞書記大会で演説する金正恩総書記=北朝鮮・平壌(朝鮮中央通信=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は8日、党の末端幹部が参加する「細胞書記大会」の閉幕演説で「人民に最大限の福利をもたらすため、党組織を挙げて一層強固な『苦難の行軍』を行う決心をした」と強調した。9日付の党機関紙、労働新聞が報じた。

 「苦難の行軍」は北朝鮮で大量の餓死者が出た1990年代後半に金正日(ジョンイル)前政権が国民に困難克服を訴えたスローガン。国際社会による制裁と新型コロナウイルスによる国境封鎖の長期化で経済が困窮する中、正恩氏は体制を引き締めて持久戦に持ち込む構えだ。

 正恩氏は「われわれの前途には多くの難関が立ちふさがっている」として、1月の党大会で決定した経済目標の貫徹に向けた「闘争は平坦(へいたん)ではない」と指摘。一方で「偶然の機会を信じたり、何かに期待したりすることはない」と述べ、外国の支援に頼らず、あくまで「自力更生」で苦境を乗り切る姿勢を示した。

 「敵対勢力」による制裁の下、経済活動を進めるには「科学技術に基づくべきだ」とも力説した。

 党細胞は5~30人で構成される党の最末端組織で、大会開催は約3年半ぶり。

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