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中国空母訓練 台湾関与のバイデン政権に対抗

沖縄本島と宮古島の間を通過した中国の空母「遼寧」(防衛省提供)
沖縄本島と宮古島の間を通過した中国の空母「遼寧」(防衛省提供)

 【北京=三塚聖平】中国海軍は5日夜、空母「遼寧(りょうねい)」を中心とした艦艇が台湾周辺の海域で訓練を行ったと発表した。今後、こうした訓練を定期的に行うと説明した。台湾への関与姿勢を強めるバイデン米政権に対し、海軍力の向上を誇示して牽制した。

 海軍の高秀成(こう・しゅうせい)報道官は、訓練について「年度計画に基づく定例訓練だ」と説明した上で、訓練は「国家の主権や安全、発展の利益を守る能力の向上に役立つ」と強調した。

 訓練の実施日時などは明らかにされていないが、日本の防衛省は4日、遼寧など計6隻の艦艇が沖縄本島と宮古島の間を南下し、太平洋に入ったのを自衛隊が確認したと発表している。

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は6日、訓練には最新鋭ミサイル駆逐艦「055型」が初めて遼寧とともに参加したと強調。「空母編隊の遠洋作戦能力がさらに一段上がる」と伝えた。

 環球時報は「米国が東・南シナ海に軍艦を頻繁に派遣して武力をひけらかしている」とも指摘。3日に米海軍のミサイル駆逐艦「マスティン」が東シナ海に、4日に原子力空母「セオドア・ルーズベルト」が南シナ海に入ったと伝え、空母訓練が米国への対抗であることをうかがわせた。

 台湾側の発表によると、5日には中国軍の戦闘機など計10機が台湾南西部の防空識別圏(ADIZ)に進入。各方面から、バイデン米政権と接近する台湾への軍事的な圧力を強めた。

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