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【自由 強権】「強制不妊1日80人手術した」 亡命のウイグル人元婦人科医証言

 「子宮内に器具が長期間入っていれば、周囲の組織と癒着し、取り出すのに骨が折れるケースがある。感染症やがんの原因にもなり得るし、精神に異常をきたす女性もいる」

 強制不妊はウイグル族をマイノリティーの地位にとどめておくための中国当局の政策だ-とみるギュルギネさんは、「(同自治区で暮らす)親類に迷惑がかかるから」と姓を明かさず、写真撮影も拒んだ。

 ギュルギネさんの紹介で、イスタンブールに住む主婦、カルビヌル・カマルさん(50)に会った。

 カマルさんが不妊手術を施されたのは、同自治区グルジャに住んでいた2006年7月、3人目の子供を出産した当日だった。

 同自治区の都市部では産児制限により3人目の子供は許されていなかった。このため、1人しか子供がいない兄の妻になりすまして出産。その直後、病院で「もう子供はつくらない」という誓約書を書かされ、不妊手術を受けたという。

 「この体はもう私のものではない」。そう思うようになったカマルさんはうつ状態になり、2カ月ほど体調不良が続いた。不妊手術のことを打ち明けると、母親も「実は、私も受けさせられた」と漏らした。多くの友人も同じだった。

 3人目の子供は兄夫婦が育てていたが、09年にウルムチで起きた暴動の後、中国政府はウイグル族の懐柔策として3人目の出産を一時的に容認。その際、役人に賄賂を払って自分の子供として登録し直し、引き取ったという。

 「私たちはこの国では歓迎されていない。ここには未来がない」。そう思ったカマルさんは13年に夫と子供3人と中国を脱出した。

 「トルコに来たからといって悩みが消えるわけではない。収容所に送られた多くの親類のことを考えない日はなく夜も眠れない」

 カマルさんは今、17年にウルムチの職場から突然連行され、行方不明になったおいの解放を中国当局に求める活動を行っている。

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