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台湾脱線事故、急ブレーキも間に合わず 現場責任者を再び拘束

台湾・花蓮の特急脱線事故で、建設業者の責任者が事故直後に崖の上から現場を見下ろしている写真を掲載した5日付の台湾紙(共同)
台湾・花蓮の特急脱線事故で、建設業者の責任者が事故直後に崖の上から現場を見下ろしている写真を掲載した5日付の台湾紙(共同)

 【台北=矢板明夫】台湾東部の花蓮県で2日に発生した列車脱線事故で、運転士が線路に落下した工事用トラックを約250メートル手前で確認し、約4秒間、ブレーキを最大限かけたが、間に合わなかったことが明らかになった。台湾の運輸安全調査委員会の幹部が5日、記者団に語った。

 同委員会が列車などに設置されたカメラの映像などを分析した結果、同列車は当時、時速約130キロで走行していた。緩やかなカーブを曲がり、ようやく数分前に落下したトラックを確認できる位置に入った。トラックまでの距離は約250メートル。急ブレーキをかけても完全に停車するまでは16・62秒が必要とされ、運転士は最後の4秒間、必死に列車を止めようとした形跡があったという。

 台湾の交通部(国土交通省に相当)の発表によると、事故で同運転士を含めた50人が死亡し、208人が負傷した。

 花蓮の裁判所は4日夜、トラックを運転していたとみられる工事現場責任者の拘束を決定した。同責任者は現場近くの坂道でトラックを止めた際に、サイドブレーキをかけ忘れた可能性があると台湾メディアが伝えている。同責任者は事故後に拘束され、3日に一旦、保釈が認められたが、わずか1日で再び拘束された。保釈に対しては、世論が猛反発していた。同責任者は自宅から連行された際、「深く反省し、おわびします。捜査に協力し、負うべき責任から逃れようとは決してしません」との声明文を読み上げた。

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