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中国、ミャンマー問題でASEAN接近 米欧の「干渉」排除に道筋

マレーシアのヒシャムディン外相(左)と会談した中国の王毅国務委員兼外相=1日、中国福建省(新華社=共同)
マレーシアのヒシャムディン外相(左)と会談した中国の王毅国務委員兼外相=1日、中国福建省(新華社=共同)

 【北京=三塚聖平、シンガポール=森浩】中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相は2日までに、訪中したシンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンの各国外相と相次いで会談し、国軍がクーデターで実権を握ったミャンマー情勢について協議した。中国は、「内政不干渉」を掲げる東南アジア諸国連合(ASEAN)に結束したミャンマー対応を促し、米欧の干渉を排除することに一定の道筋をつけたようだ。

 中国外務省によると、王氏は1日に福建省でマレーシアのヒシャムディン外相と会談。王氏は会談後の記者会見で、ミャンマー情勢の沈静化に向けたASEAN首脳による特別会議の早期開催に支持を表明した。

 王氏は会見で「国際社会は、内政不干渉という国際関係の基本準則の堅持を前提とすべきだ」と強調。その上でミャンマー国軍への制裁を呼びかける米欧を念頭に、「出しゃばって恣意(しい)的に圧力をかけるべきでない」と発言した。

 王氏は2日、インドネシアのルトノ外相とも会談し、両者は「ASEANの枠組みの中でミャンマー各方面が政治解決を追求するように力づけ、ミャンマーへの内政干渉を避ける」ことで一致した。

 中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は2日の記者会見で「ミャンマー問題で、中国には東南アジア各国と多くの共通認識がある」と強調。一方で、国軍に抗議するデモ参加者が多数殺害されていることについては「暴力と流血の衝突は、誰の利益にも合致しない」と述べるにとどめ、関係が強い国軍への批判は避け続けている。

 今回の4カ国外相の訪中は、足並みの乱れが続いてきたASEAN加盟国の側にも、ミャンマー情勢の収束に向けて中国との連携を模索する動きが広がっていることを意味する。

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