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【動画あり】台湾東部の脱線事故、過去最悪50人死亡 日本人2人が軽傷

損傷した列車の近くを歩く救助隊員ら=2日、台湾・花蓮県(FTV提供、ロイター=共同)
損傷した列車の近くを歩く救助隊員ら=2日、台湾・花蓮県(FTV提供、ロイター=共同)

 【花蓮=矢板明夫】台湾東部・花蓮(かれん)県秀林で2日午前9時半(日本時間同10時半)ごろ、台湾鉄道の特急「タロコ」号が脱線した。列車には乗客乗員ら492人が乗っており、台湾の消防当局は同日夜、運転士を含む50人の死亡と146人の負傷を確認したと発表した。1961年に中部・嘉義(かぎ)県で死者48人を出した列車とバスの衝突事故を上回る史上最悪の鉄道事故となった。

 一部の車両がトンネル内に閉じ込められており、死者は増える可能性もある。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所によると、日本人2人の軽傷も確認された。

 列車は台北郊外の樹林発、東部・台東行きの8両編成。花蓮県北部の大清水トンネル直前で、線路わきの土手から無人のトラックが落下して接触したため脱線した。一部の車両がトンネルの壁に衝突し、先頭車両は縦半分になるほど大破した。トンネル内の車両では救出作業が難航し、同日夜まで続いた。

 この日は春の彼岸に当たる清明節(4日)前後の4連休の初日で、列車は台東出身者に切符の優先購入が認められる便だった。墓参りのために帰郷する客や観光客らが座席数を超えて乗車しており、超満員の状態だったとみられる。台湾鉄道を運行する交通部(国土交通省に相当)台湾鉄路管理局は発生当初、乗客は約350人と発表していた。

 蔡英文総統は2日、事故原因の徹底究明を指示した。

 事故現場は、台湾東部の観光地、タロコ渓谷付近の山岳地。台湾鉄道では2018年10月、同じ路線の北東部・宜蘭(ぎらん)県内で、特急「プユマ」号が速度超過で脱線。18人が死亡、291人が負傷した。

 菅義偉(すが・よしひで)首相は2日、台湾東部・花蓮県で起きた特急列車脱線事故について、自身のツイッターにメッセージを投稿した。首相は「大変心を痛めています。亡くなられた方々への御冥福を心からお祈りすると共に、被害に遭われた方に対し、心からお見舞い申し上げます」とつづった。中国語でも同様の内容を投稿した。

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