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ロシア、ミャンマー国軍に接近 国防次官を記念日式典に派遣、影響力拡大狙う

27日、ミャンマー・ネピドーで「国軍記念日」の式典に参列するミン・アウン・フライン国軍総司令官(ロイター)
27日、ミャンマー・ネピドーで「国軍記念日」の式典に参列するミン・アウン・フライン国軍総司令官(ロイター)

 【シンガポール=森浩、モスクワ=小野田雄一】クーデターで権力を掌握したミャンマー国軍にロシアが接近している。ロシアのフォミン国防次官は26日、ミャンマーを訪問し、国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官と会談。27日の国軍記念日式典にも出席した。欧米諸国によるクーデター批判に直面し、国際社会で孤立する国軍に手を差し伸べ、ロシアはミャンマーでの影響力拡大を狙っている。

 地元メディアによると、26日の会談でフォミン氏は「ミャンマーはアジアにおけるロシアの信頼できる戦略的パートナーだ」と発言。双方は軍事面での協力関係を発展させることを確認した。総司令官は27日の式典の演説で「ロシアは真の友好国だ」と感謝を示した。

 ロシアは中国と同様、一貫してクーデターやデモ隊弾圧への直接の批判を避けており、経済制裁にも否定的だ。国軍支援の姿勢を鮮明にすることで、豊富な天然資源を抱え、東南アジアの要衝でもあるミャンマーに食い込みたい意向がある。

 両国は伝統的に軍事面での関係が深く、ミャンマーのロシアからの武器購入額(2010~19年)は、約8億ドル(約880億円)に上る。中国に次いで2番目に多い金額だ。軍同士の人的交流も活発で、ミャンマー外交筋によると、総司令官自身もモスクワを少なくとも6回訪問している。

 国軍はかつての軍政期にもロシアの支援を受けており、「ロシアは見捨てない」という計算のもと、クーデターに踏み切った可能性が指摘されている。

 ミャンマーの活動家、ネイ・サン・ルウィン氏はフォミン氏訪問を「ロシアは人道に対する罪を犯した残忍な人々に協力しているということを認識する必要がある」と批判している。

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