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ロシア、北極圏で大規模演習 プーチン氏「史上初」 極地開発の主導権狙う

ロシアのプーチン大統領=2020年12月(タス=共同)
ロシアのプーチン大統領=2020年12月(タス=共同)

 【モスクワ=小野田雄一】ロシア海軍は26日、北極圏で行っている軍事演習を含む「北極探検」の成果をプーチン大統領に報告した。ロシア史上初の北極圏での戦闘機への空中給油や原子力潜水艦の同時浮上、氷面下からの魚雷発射などを訓練したとしている。プーチン氏は探検の規模について「ソ連時代を含め、過去に例がない」と満足感を表明し、北極圏の研究を継続するよう指示した。イタル・タス通信が伝えた。

 地球温暖化に伴う氷の減少などで、ロシアなど北極圏周辺諸国は同地域での資源開発や航路開発などを進めている。ロシアは極地での軍事遂行能力を高め、北極圏開発における主導権を握る狙いとみられる。

 露海軍のエブメノフ総司令官がビデオ形式でプーチン氏に報告した。エブメノフ氏は北極圏で2機のミグ31戦闘機が空中給油を受けたほか、3隻の原潜が半径300メートルの範囲内で氷面下から同時浮上し、ともに露海軍史上初めての試みだと説明。氷面下からの魚雷発射訓練も実施したとした。

 タス通信によると、露海軍による北極圏探検は20日から実施。ロシア領フランツヨシフ諸島の周辺などで計43のプログラムを予定し、将兵や地理の専門家ら600人以上が参加しているという。

 報告を受け、プーチン氏は「過酷な極地での露海軍の兵器の能力と信頼性が確認された」と評価。「ロシアの軍事的安全を保障するため、北極の探検と研究を続けよう」と述べた。

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