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ミャンマー、弾圧の死者3百人以上に 国軍記念日控え圧力強化

26日、ミャンマー・ヤンゴンで国軍のクーデターに抗議する人たち(AP=共同)
26日、ミャンマー・ヤンゴンで国軍のクーデターに抗議する人たち(AP=共同)

 【シンガポール=森浩】クーデターで実権を握ったミャンマー国軍が市民への弾圧を強めている。弾圧の死者は25日時点で320人となり、インターネット遮断による情報統制も継続。27日は国軍が重要行事と位置付ける国軍記念日で、軍事パレードが予定されている。国軍は当日の抗議活動を警戒し、押さえ込みを強めたもようだ。

 地元人権団体「政治犯支援協会」(AAPP)によると、犠牲者の9割近くが銃撃によるものだという。死者の約25%が頭を撃たれており、国軍側には確実にデモ参加者らを殺害する狙いがあったとみられている。18歳未満の死者も20人を超えた。AAPPは「人道に対する罪が毎日のように行われている」と弾圧を批判している。

 27日の国軍記念日は、国軍の前身ともいえる武装組織が1945年に独立を求めて抵抗活動を始めたことを記念したもの。軍事パレードのほか、今回は国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官による演説が行われる。日本は出席を見送る方針を示したが、一部の国は駐在武官らを参加させる可能性がある。

 国軍は記念日の行事を滞りなく実施し、統治能力を内外にアピールする考えだ。15日からは携帯電話のデータ通信を遮断。民主派の情報発信や会員制交流サイト(SNS)などを通じた横の連携を断つ動きに出ている。ただ、既に記念日に合わせた抗議デモが呼びかけられており、衝突に発展する恐れがある。

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