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北朝鮮、先週末に短距離ミサイル複数発射 米政権高官

金正恩総書記=今月3日、平壌(朝鮮中央通信=共同)
金正恩総書記=今月3日、平壌(朝鮮中央通信=共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】バイデン米政権高官は23日、北朝鮮が先週末に複数の短距離ミサイルを発射したことを明らかにした。バイデン政権が発足後、北朝鮮によるミサイル発射は初めて。対北朝鮮政策の包括的な見直しを進める米政権を牽制(けんせい)する狙いが込められている可能性がある。

 米政権高官は今回のミサイル発射について、北朝鮮による核実験や弾道ミサイル発射を禁止した国連安全保障理事会の決議に抵触しないと指摘する一方、ミサイルの具体的な種類には言及しなかった。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は関係者の話として、ミサイルは21日に発射された。ロイター通信は、発射されたミサイルは2発だったとしている。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(ヨジョン)党副部長は15日付の談話で、米韓両軍が8~18日の日程で実施していた合同指揮所演習を「侵略的な戦争演習だ」と非難しており、米韓演習に対抗してミサイル発射を実施した可能性がある。

 北朝鮮は今回のミサイル発射に関し、公式発表を出していない。

 北朝鮮は、2018年に大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の凍結を発表した後も、短距離ミサイルの発射は続けてきた。

 米北方軍および北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のバンヘルク司令官は16日の上院公聴会で、北朝鮮が近い将来、核実験やICBM発射に踏み切る恐れがあるとの見方を示すなど、米国内では北朝鮮による挑発行為の再開への懸念が強まっている。

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