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英陸軍3500人削減へ ハイテク兵器の投資に集中

ジョンソン英首相=2月19日、ロンドン(ロイター)
ジョンソン英首相=2月19日、ロンドン(ロイター)

 【ロンドン=板東和正】英政府は22日、2025年までに英陸軍の人員規模を現在の約7万6千人から約3500人削減する目標を公表した。陸軍の人員コストを削減し、サイバー攻撃などへのハイテク兵器の投資に集中する考えとみられる。陸軍の部隊規模としては18世紀以来、最小になるという。

 英政府が22日に発表した軍隊や兵器開発などの戦略を記した「防衛レビュー」で明らかにした。

 英政府は昨年11月、軍事分野に今後4年間で165億ポンド(約2兆4千億円)を追加支出すると発表した。ただ、現状で軍事費用が不足しており、過剰な人員や装備を抱えた部隊をスリム化し、コストを削減する必要に迫られていた。

 レビューなどによると、陸軍では、現在の歩兵戦闘車を廃棄し、20年代半ばまでに長い距離をより素早く移動できる新型を採用。海軍で使用されている13隻の掃海艇は海中の機雷を自動的に探索して破壊する高性能ロボットに置き換えられる。空軍では、既存の戦闘機「タイフーン」に最新鋭の兵器やレーダーを搭載する方針だ。

 英政府がハイテク兵器の採用を急ぐのは、中国やロシアが進める装備の近代化に対応するため。

 レビューでは、中国について「あらゆる種類の戦闘機や世界で最も近代的な地対空ミサイルを開発している」とし、中国(の軍事力は)「ますます大きな課題となる」と警戒感を示した。ロシアについては、高度な防空システムを備えているほか、最新の大型核魚雷の開発などを進めているとした。

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