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露外相が訪中 米陣営の結束にらみ対抗

22日、中国・桂林で会談した王毅国務委員兼外相(右)とロシアのラブロフ外相(タス=共同)
22日、中国・桂林で会談した王毅国務委員兼外相(右)とロシアのラブロフ外相(タス=共同)

 【上海=三塚聖平、モスクワ=小野田雄一】ロシアのラブロフ外相は22日、中国を訪問した。中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相と会談し、対米共闘に向けて関係強化を進める。米国が、対中国で同盟国と結束を深めていることに対抗する。

 中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は22日の記者会見で「両国関係や世界や地域の問題に関する協力について深く意思疎通する」と述べた。18、19両日に行われた米中外交トップによる初の直接会談についても結果を共有するとみられる。ラブロフ氏は23日まで滞在。その後、韓国を訪問する。

 対中国をにらんで同盟国などとの連携を進めるバイデン米政権に対し、中国はロシアとの関係を深める構えだ。華東師範大学国際関係・地域発展研究院の劉軍院長は、中露の団結が「米国の覇権を牽制(けんせい)する重要な力になるだろう」との見方を中国紙への寄稿で示す。

 ロシアにも、対立する米国や欧州を牽制する狙いがある。ロシアは反体制派指導者、ナワリヌイ氏の拘束・収監問題や同氏拘束に抗議したデモの弾圧をめぐり欧米側から追加制裁を発動された。バイデン米大統領がプーチン露大統領について「人殺し」との認識を示すなど、米国との相克はいっそう深まっている。

 ロシアにとって中国は最大の貿易相手国だが、新型コロナウイルス禍により昨年の中露の貿易額は前年比で2・9%減少。経済低迷が続くロシアは対中国貿易の再活性化に向けた道筋もつけたい考えだ。

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