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【ソ連崩壊30年】秘密警察始祖の銅像復活運動 ソ連回帰の風潮を反映

 ソビャニン市長は「両者が拮抗(きっこう)している」とし、住民投票を無効化すべきだとの考えを表明。市議会なども同意し、再設置は実現しなかった。

 プーチン政権は表向き、銅像の再設置については「モスクワ市の問題だ」と関与しない姿勢を示した。長引く経済低迷などで支持率が低下しているプーチン政権としては、世論を二分する問題に首を突っ込み、社会の分断を招くのは得策でないとの判断があったとみられる。政権の重要な支持基盤で秘密警察に弾圧された過去を持つ露正教会が銅像の再設置に反対したことも無視できなかった。

 しかし、プーチン政権が近年、反体制派の弾圧や言論統制を強化し、政権に忠実な治安・情報機関の権限を拡大するなど、抑圧で国民を支配したソ連時代に回帰する動きを強めているのはまぎれもない事実だ。

 リベラル紙のノーバヤ・ガゼータは銅像の再設置問題について、「ロシアの歴史が停止し、30年前の地点へと国が逆戻りしていることを表している」と分析した。

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