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英、核弾頭保有上限引き上げ 米国との「特別な関係」強化も狙いか

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 英国の方針転換への批判は国外からも上がるが、北大西洋条約機構(NATO)加盟国で英国と並ぶ欧州の核保有国、フランスはジョンソン政権の決定を「完全に尊重する」(外務省副報道官)と明言し、安全保障環境が悪化しているという認識を英国と共有するとした。

■大戦以来の協力

 核弾頭の上限引き上げの背景として、米国との関係を指摘する見方もある。

 英国は第二次世界大戦中、原爆開発を目指したナチス・ドイツへの対抗のため、米国による原爆製造の「マンハッタン計画」に参加し、戦後も核兵器開発で協力してきた。現在運用する核弾頭「W76」は米国が開発したものだ。

 英政府は現在、老朽化したW76の更新を計画しているが、自国による開発が困難なため、米国が開発を検討する新型核弾頭の採用を目指し、開発費用の共同出資も視野に入れる。

 ただ、バイデン米政権は予算上の問題から新型核弾頭の開発には慎重とされる。このため、英メディアは、保有数の上限引き上げなどで開発への積極姿勢をアピールし、バイデン政権に開発を促す狙いがあるとも伝える。

 英国はレビューで米国について「最も重要な2国間関係」と明記した。英軍事専門家は「英国はバイデン米政権と核兵器開発で協力を深めることで、外交・安保面での関係強化を狙っている」と分析した。

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