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イスラエルで23日に国会選 ネタニヤフ氏厳しい戦い

ネタニヤフ首相への投票を呼び掛けるポスター=14日、エルサレム(共同)
ネタニヤフ首相への投票を呼び掛けるポスター=14日、エルサレム(共同)

 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルで23日、国会(一院制、定数120)選挙が行われる。過去2年間で4回目。右派政党リクードを率いるネタニヤフ首相が続投できるかが焦点だ。同氏は世界最速ペースで進む新型コロナウイルスのワクチン接種を実績としてアピールしているが、厳しい戦いを迫られている。結果はイランの核問題など中東の今後にも影響しそうだ。

 イスラエルの国会選では単独政党が半数を超えることはなく、首相は選挙後の連立協議で決まる。反ネタニヤフ勢力も過半数には届かないとみられ、政権が発足せず再び選挙となる可能性も指摘される。

 世論調査によると、リクードは第一党を維持しても6議席減の30議席にとどまる見通し。右派では汚職疑惑を抱えるネタニヤフ氏への反発が出ており、元内相がリクードを離党して結成した新党「新たな希望」が10~11議席を獲得しそうだ。反ネタニヤフの中道政党「イェシュアティド」が18~21議席でリクードを追う。

 リクードや、ユダヤ教の戒律に厳格な超正統派の政党など親ネタニヤフ勢力は約50議席。反ネタニヤフ勢力も約58議席にとどまると予想される。

 ネタニヤフ政権の下、イスラエルでは人口の6割近くが1回目の新型コロナワクチンの接種を受け、2回目の接種終了者も5割に迫る。政権は経済回復に向けて行動規制を徐々に緩和しつつある。だが、ネタニヤフ氏をめぐっては収賄罪などで公判が始まり、抗議デモも起きている。

 同政権に肩入れする政策を進めたトランプ前米政権と異なり、バイデン米政権はネタニヤフ氏が消極的なパレスチナ独立国家建設への支援を打ち出している。トランプ政権と違いイランとの対話も志向しており、次期首相が誰になるかはイスラエルの内政だけでなく、中東情勢を左右する。

 同国では2019年4月と9月に国会選が行われたが、いずれも連立協議が頓挫。昨年3月の選挙をへてネタニヤフ政権が発足したが、連立内部の対立で同年12月に国会が解散した。

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