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変異種猛威で「第3波」 仏独伊と英で明暗

エッフェル塔が見えるパリ市内を歩く女性(AP)
エッフェル塔が見えるパリ市内を歩く女性(AP)

 【パリ=三井美奈】フランス政府は18日、新型コロナウイルスの「第3波」拡大を受け、パリを含む16市・県で20日から4週間、都市封鎖を行うと発表した。欧州ではワクチン接種が進む英国で感染者が激減する一方、フランスやドイツは変異株の猛威で感染拡大に歯止めがかからず、明暗が分かれている。

 フランスの都市封鎖は昨年3月以降、3度目。今回はパリ内外や北部パドカレ県など感染が深刻な地域に限り、人口の約3分の1にあたる2000万人が対象になる。必需品以外の店舗は原則、閉鎖。地域間の長距離移動を禁止する。16市・県以外の地域では夜間外出禁止令の実施を続ける。

 散歩や運動の外出は自宅から10キロ圏内で時間制限なく認められるが、19日、パリの花屋の店主は「明日から店舗を閉め、窓口販売にする。封鎖の度に店員の配置見直しに苦労する」と話した。

 仏政府の17日の発表で、1日当たりの感染者は3万8000人。昨年12月、2度目の都市封鎖後に約1万人に減ったが、再び増加した。カステックス首相は18日、感染者の約4分の3を英国の変異株が占めるとし、「変異株は感染力が強く、より危険だ」と述べた。患者は低年齢化して入院期間も長くなり、救急治療室が逼迫(ひっぱく)していると訴えた。

 ドイツでは感染症対策を担う研究機関、ロベルト・コッホ研究所が17日、「英国の変異株が感染の72%を占める」と発表。1週間前は55%だったとして危機感を強めた。ドイツは昨年12月、店舗閉鎖や移動規制を導入。一部で緩和されたが、感染拡大で延長が続く。

 イタリアも15日、首都ローマがある中部ラツィオ州など大半の州で都市封鎖に入った。必需品以外の商店や飲食店が閉鎖され、移動が規制された。

 一方、英国ではワクチン接種の進展に伴い、感染者が激減。1日当たりの感染者は18日の発表で約6300人。1月初めの水準の約10分の1になった。

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