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北朝鮮がマレーシアと断交宣言 米国へ幹部の身柄引き渡しに反発

北朝鮮の金正恩総書記=平壌(朝鮮中央通信=共同)
北朝鮮の金正恩総書記=平壌(朝鮮中央通信=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮外務省は19日、声明を発表し、マレーシアとの外交関係を完全に断絶すると宣言した。マネーロンダリング(資金洗浄)などの罪に問われた北朝鮮幹部について、マレーシアが米国に身柄を引き渡す「特大型敵対行為」を敢行したとしている。朝鮮中央通信が報じた。

 声明は、身柄引き渡しに関し、「米国の敵視策動とマレーシア当局の親米屈辱がもたらした陰謀結託の産物だ」と非難。「背後で操る主犯の米国も相応の代価を支払うことになる」と警告した。対北制裁を続けるバイデン米政権を牽制(けんせい)する意図もうかがえる。

 米連邦捜査局(FBI)はマレーシア政府に対し、対北制裁に反して酒や時計などのぜいたく品を北朝鮮に送り、ペーパーカンパニーを通じて資金洗浄したとして、50代の北朝鮮人の男の身柄引き渡しを要請。マレーシア最高裁は9日、拘束決定の取り消しを求めた男の抗告を棄却し、米国への引き渡しが決まった。

 北朝鮮外務省は、自国幹部であるこの男は「合法的な貿易活動に従事してきた」と反論した。

 マレーシアでは2017年、北朝鮮によるとされる金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の異母兄、金正男(ジョンナム)氏殺害事件が発生。マレーシアは北朝鮮大使を追放して平壌の自国大使館を閉鎖するなど、両国関係が悪化していた。

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