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ミャンマー弾圧で「難民発生」の恐れ インドに400人以上が越境

 【シンガポール=森浩】国軍がクーデターで実権を握ったミャンマーで、弾圧を逃れるために市民が国境を越え、隣国のタイやインドに逃れる動きが見え始めた。両国は対応に乗り出したが、人道面に配慮して受け入れを進めても地域の負担にもつながりかねず、難しい判断を迫られそうだ。

 越境が相次いで確認されたのが西側のインドだ。ロイター通信によると、既に400人以上が保護を求め、領内に入った。

 インドはミャンマー国軍を過度に刺激することや、大量流入で地域が不安定化することを警戒し、基本的に受け入れには消極的だ。インド内務省は既にミャンマーと隣接する北東4州に国境の警備強化を求めた。通達で「4州には難民認定を行う権限はない」と注意を促し、人道的に明らかに保護が必要な場合を除き、受け入れを戒めている。

 東側のタイは受け入れの準備を進める。人権団体によると、2月1日のクーデター後、ミャンマー側から川を渡って8人が入境を試みた例があるという。タイメディアによると、3月上旬にタイ軍幹部はミャンマーとの国境を視察。難民が発生した場合、キャンプを確保する方針だ。

 タイにはミャンマー国内で国軍と少数民族武装勢力との衝突が激化した1980年代以降、10万人以上が流入した経緯がある。ただ、長期的な受け入れには異論があり、タイ軍は今回キャンプが設けられたとしても、「一時的なものだ」としている。

 ミャンマー国内では18日も抗議デモが相次いだ。国営テレビは17日夜、アウン・サン・スー・チー氏について、建設会社から55万ドル(約6000万円)の賄賂を受け取っていたことが新たに判明したと報じた。国軍は勾留を長期化させ、スー・チー氏の政治的影響力を押さえ込む構えだ。

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