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台湾とパラオ、団体旅行再開へ コロナ対策成功組同士 アジア太平洋地域で初 

 【台北=矢板明夫】台湾と太平洋の島国、パラオの間で、観光目的の相互往来が4月1日から再開する。新型コロナウイルスの流行により、世界中のほとんどの国や地域は昨年から観光客の出入りを停止しているが、コロナ対策に成功した台湾とパラオは昨年から再開交渉を重ねた結果、18日までに合意した。コロナ禍後の観光再開はアジア太平洋地域で初めてだと台湾メディアは伝えている。

 台湾の交通部(国土交通省)などによれば、渡航は団体旅行に限り、渡航先での単独行動は原則的に認められない。ツアー参加者は入境後の14日間の隔離が免除される。台湾からパラオへのツアー客の第一陣は4月1日に出発する。上限は110人で、その後、週2回のペースで観光ツアーを実施する。

 出発前に空港でPCR検査を受けて陰性報告を取得する必要があり、4泊5日のツアー費用は約9万元(約35万円)だが、大手旅行社、雄獅旅遊にはすでに400人以上の申し込みが殺到したという。

 ある観光業者は「費用は普段より高めだが、1年以上も海外に行けなかった台湾の旅行愛好者は全く気にしていないようだ」と話している。

 また、台湾の外交部(外務省)によれば、パラオのウィップス大統領は28日にチャーター機で台湾を訪問し、蔡英文総統と会談する。今年1月に就任したばかりのウィップス氏は、台湾からの観光客誘致も訪台の目的の1つとされており、1日の第一陣ツアー客と同じ便に乗って帰国する予定だ。

 台湾紙、自由時報によれば、台湾当局はパラオとの観光ツアーの経験を踏まえたうえで、今後シンガポール、ベトナム、韓国、日本との観光再開も検討しているという。

 台湾当局の統計によると、18日現在、コロナウイルスの感染者は台湾で990人、死者は10人で、パラオでは感染者が確認されていない。

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