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アストラ社製ワクチンで血栓「必ずしも関連せず」 WHO事務局長

英製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナワクチン(同社提供)
英製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナワクチン(同社提供)

 【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は15日のジュネーブでの記者会見で、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの接種後に血栓ができる症例が報告されている問題について、「ワクチン接種と必ずしも関連付けられているわけではない」と述べた。接種と症例との因果関係が明確になっていないとの見解を示した。WHOは専門家会合を16日に開き、同社製ワクチンの安全性について議論する。

 テドロス氏は15日の会見で、WHOが欧州医薬品庁(EMA)と連絡を取り合い、同社製ワクチンを調査していることを明かした。16日の会合では、調査内容をもとに今後の接種の是非などについて協議するとみられる。

 WHOのシマオ事務局長補(医薬品担当)は会見で、現時点で得られている情報では、ワクチン接種で血栓の発生率や死亡率が上がったとは認められないと指摘。新型コロナの感染予防のために接種する利点が、接種後に健康を損なう危険性を上回るとの見方を示した。

 WHOのスワミナサン首席科学者も、報告された血栓の症例と接種との関連性はこれまでのところ認められないと説明し、「人々をパニックに陥れたくはない」と冷静な対応を呼びかけた。

 米メディアによると、アストラゼネカは12日、同社製ワクチンの接種後、血栓症の発症リスクが高まることを示す科学的根拠は得られなかったとの調査結果を公表した。

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