PR

ニュース 国際

シリア内戦10年で約40万人死亡 独裁者が「強制失踪」で恐怖支配

その他の写真を見る(2/3枚)

強制失踪で恐怖浸透

 この10年で隣国トルコなどに逃れた難民は約560万人、国内避難民は約660万人。「第二次大戦以降で最悪の人為的災害」(国連)は人々に深い傷痕を残し、なお続いている。

 国連の独立調査委員会は今月初め、シリアで連れ去られた住民の生死や所在が不明になる「強制失踪」が多発し、人道に対する罪が深刻化していると批判した。アサド政権は内戦に乗じて反体制派の住民らを不法に拘束してきたとされ、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、強制失踪の犠牲者が8万人超に上るとみる。

 調査委によると、アサド政権は不法に拘束した者に拷問や性暴力を加え、死亡させるケースもある。家族らに所在を明かさない強制失踪は、住民に「恐怖感を浸透させる道具」となっていると指摘。小規模ながら自由シリア軍やISなども同様の行為を行っており、全土に総計100以上の収容施設があるという。

 内戦自体はかつてに比べれば沈静化したが、政権の住民弾圧は続く。トルコ南部で昨年末、産経新聞助手の取材に応じたシリア難民のアブドラ・オウダさん(55)は「最近も親類が政府軍の兵士に銃撃されたと聞いた。彼らは『ISの仕業だ』と言い訳している」と話した。

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ