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米、日本との同盟強化重視 早期会談で中国牽制

2日、米ホワイトハウスで話すバイデン大統領(ゲッティ=共同)
2日、米ホワイトハウスで話すバイデン大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】バイデン米大統領が菅義偉首相との早期の対面会談を調整しているのは、バイデン氏が政権の戦略指針で「国際秩序に本格的に挑戦する力を有する唯一の国」と位置付ける中国に対抗するには、日米同盟の強化が必須であるとの認識を強めていることが背景にある。

 バイデン氏は会談で、中国が日本を含む東アジアでどれほどの脅威であるのか、その実情について菅首相から聞き取ると同時に、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含め、日米安全保障条約で定められた米国の日本防衛義務への誓約に揺るぎはないと伝える見通しだ。

 同時に日本が中国をにらんだインド太平洋の安定に向け、どのような貢献ができるのか、菅首相に直接問いただす考えとみられる。

 バイデン氏は今月中旬にも日本とオーストラリア、インドの首脳とオンライン形式で初の首脳会合を開くことを計画している。バイデン政権は、4カ国による「クアッド」の枠組みを政権のインド太平洋戦略の柱に据える方針だ。

 その中でも中国と地理的に近く、尖閣問題が緊迫の度合いを増す日本の菅首相と早期に会談することには、中国を強く牽制(けんせい)する意図が込められている。

 バイデン氏は2月23日にカナダのトルドー首相、今月2日にメキシコのロペスオブラドール大統領とそれぞれオンライン形式で会談したが、対面の会談はバイデン氏が新型コロナウイルスに感染するリスクを避けるため、これまでのところ実施していない。

 バイデン政権は現在、新型コロナのワクチン普及を急ピッチで進めており、4月の時点で菅首相を招待することを目指すのは、政権のウイルス封じ込めが成功しつつあることを国際社会に誇示する狙いもある。

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