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中国、1~2月の輸出が急増 前年のコロナ禍の反動で60%増

昨年1月、天津港に積み上げられたコンテナ=天津市(三塚聖平撮影)
昨年1月、天津港に積み上げられたコンテナ=天津市(三塚聖平撮影)

 【北京=三塚聖平】中国税関総署が7日発表した2021年1~2月の貿易統計(ドル建て)によると、輸出は前年同期比60・6%増の4688億ドル(約50兆8000億円)だった。前年の同時期は新型コロナウイルス流行の深刻化で輸出入が急減しており、その反動などで大幅増となった。

 国・地域別では、米国向けが87・3%増、欧州連合(EU)向けが62・6%増だった。税関総署は、前年同期の輸出がコロナ禍で約17%減と急減したことの反動に加え、今年に入り欧米で需要に回復傾向がみられると指摘。また、今年は春節(旧正月)の大型連休に感染対策のため帰省を控えるよう当局が呼びかけたため、例年は同時期に休業する製造業が生産を続けたことも輸出を牽引したと分析している。

 輸入は22・2%増の3656億ドルだった。国・地域別では米国からの輸入が66・4%伸びた。中国は、米国との「第1段階」貿易協定で、米国産農産物などの輸入を増やすことを約束しており、輸入拡大を進めたものとみられる。

 輸出と輸入を合わせた輸出入総額は41・2%増の8344億ドル。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1032億ドルの黒字だった。

 税関総署は昨年から貿易統計について、1、2月のデータを合わせて発表するように変更した。中国では毎年春節の時期がずれるため、1月と2月の数値を単月でみると前年比の増減率が大きく変化する可能性があり、主要統計の発表は同様の方法をとっている。ただ、中国経済に未曽有の打撃を与えたコロナ禍の影響で、統計のゆがみは例年以上に大きくなっている。

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