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安保理、ミャンマー情勢で緊急会合 英国が非難声明を調整 中国難色か 

5日、ミャンマー・マンダレーで、盾を手にデモへ参加する人たち(AP)
5日、ミャンマー・マンダレーで、盾を手にデモへ参加する人たち(AP)

 【ニューヨーク=上塚真由】国連安全保障理事会は5日、ミャンマー情勢をめぐり、オンライン形式で緊急会合を非公開で開いた。国軍のクーデターに抗議するデモへの弾圧で死傷者が続出する中、国連のブルゲナー事務総長特使(ミャンマー担当)は国軍の弾圧をとめるため「(安保理の)一致した行動が至急必要だ」と訴えたが、中国などは「主権の尊重」を理由に国軍への非難を避けており、有効な打開策を打ち出せていない。

 ブルゲナー氏は演説で、「国連に対する(ミャンマー国民の)期待は薄れつつある」と指摘。2月1日のクーデター発生以来、治安部隊によって約50人のデモ参加者が殺害されているとして「これ以上、国軍の暴走を許すことはできない」と訴え、安保理に一致した強力な対応を求めた。

 また、会合を要請した英国のウッドワード国連大使は会合後、「近日中に安保理でのさらなる行動を検討する」と記者団に明らかにした。2月に出した報道声明よりも格が上とされる議長声明の発出を模索しているとみられる。武器禁輸措置や経済制裁の可能性は、「すべての安保理理事国の同意が必要だ」と述べるにとどめた。

 中国の国連代表部によると、会合で張軍国連大使は「全ての当事者が自制心を持ち、緊張の激化や暴力の行使を控えるべきだ」と述べた。

 安保理は2月4日に「深い懸念」を表明する報道声明を出したが、中国が文案の修正を求め、国軍を直接非難する文言は盛り込まれなかった。その後、ミャンマー情勢は悪化したため、英国などは議長声明で国軍非難を表明したい考えだが、中国やロシアは慎重姿勢を崩しておらず調整が難航しているとみられる。

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