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EU、ワクチン輸出差し止め イタリアからのオーストラリア向け

英製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナワクチン(同社提供)
英製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナワクチン(同社提供)

 【パリ=三井美奈】イタリア政府は4日、欧州委員会の同意を得て、国内で製造された新型コロナウイルスのワクチンのオーストラリア向け輸出を差し止めたと発表した。欧州連合(EU)が1月末にワクチン輸出を許可制として以降、出荷を阻止したのは初めて。

 伊政府の声明によると、輸出が差し止められたのは、英製薬大手アストラゼネカのワクチンで、約25万回分の接種量。伊政府は先月末に同社から輸出許可の申請を受けたが、欧州委の同意を得て今月2日、申請の却下を同社に伝えたとしている。同社のワクチン供給量が、EUとの事前合意に満たなかったための措置。今回の輸出差し止めにより、オーストラリアは深刻な被害を受けないと判断したという。

 ドラギ伊首相は2月の就任後、国内のワクチン接種を急ぐ方針を表明。2月下旬のEU首脳会議では、ワクチン輸出規制の厳格化を求めていた。

 EUの規制は、第3国へのワクチン輸出にあたって、製薬会社に生産国への届け出を義務付け、許可を求める仕組み。決定は欧州委の同意が必要。EUへの事前合意に基づく供給に支障が出ないか否かが判断基準となる。

 アストラゼネカのワクチンについて、日本は1億2千万回分の供給を受けることで同社と合意。このうち約75%は、国内での生産を目指している。

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