PR

ニュース 国際

スー・チー氏支持派、複数の「大臣代行」任命 対決姿勢鮮明、国軍は警戒

3日、ミャンマーのヤンゴンでバリケードをつくるデモ隊(ロイター=共同)
3日、ミャンマーのヤンゴンでバリケードをつくるデモ隊(ロイター=共同)

 【シンガポール=森浩】国軍がクーデターで実権を握ったミャンマーで、アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)メンバーらが複数の「大臣代行」を任命するなどして、国軍による政権運営を認めない動きを強めている。国軍側を「テロ組織」とも批判。メンバーへの支持は拡大しつつあり、警戒する国軍は摘発に乗り出す構えを見せている。

 2月1日のクーデター後、昨年11月の総選挙で当選したNLD所属議員らは「連邦議会代表委員会(CRPH)」という組織を設け、反国軍に向けた政治活動を開始。クーデターに抵抗する意思表示として職場を放棄する「市民不服従運動」も推進している。

 CRPHは「スー・チー政権」こそが正統だと主張。今月2日には、スー・チー氏ら閣僚が拘束されているため、「内閣は職務を遂行できない状態だ」と述べ、外相など複数の「大臣代行」を任命した。国軍が設けた最高意思決定機関「国家統治評議会」による大臣任命を認めない姿勢を鮮明にした形だ。

 CRPHは治安部隊がデモ隊に発砲するなど弾圧を続けていることを受け、国家統治評議会を「抗議者を殺害と暴力で恐怖に陥れているテロ組織」とも批判している。

 CRPHをめぐっては、2月26日に国連総会非公式会合で異例の国軍批判を展開したチョー・モー・トゥン国連大使が支持を表明していた。NLD関係者によると、国軍は外交官にCRPH支持が広がることを警戒しており、スー・チー政権下で赴任した複数の在外公館職員に帰国の内示を出したという。

 国家統治評議会は声明でCRPHは「非合法組織だ」と指摘。今月6日までに離脱しないメンバーには「重大な行動を取る」と宣言するなど強硬な姿勢を示している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ