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ミャンマー、総選挙結果取り消し 国軍組織の選管

 【シンガポール=森浩】国軍がクーデターで実権を握ったミャンマーで、国軍が組織した選挙管理委員会は26日、アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が大勝した昨年11月の総選挙の結果の取り消しを発表した。デモ隊は総選挙の結果を尊重するよう求めており、反発が強まる可能性がある。

 総選挙でNLDは改選議席の8割以上を獲得して圧勝した。国軍は選挙人登録で不正があったと主張し、1日のクーデターによる権力掌握の理由としている。

 選管は26日、各政党の代表を招いた会合を開催。地元メディアによると、国軍出身の選管委員長は席上、「選挙結果は軍が政権を握ったことで自動的に取り消された」と述べた。会合への参加を見送ったNLDは、取り消しに反発する姿勢を示している。

 また、国軍のミン・アウン・フライン総司令官がトップを務める最高意思決定機関「国家統治評議会」は26日までにスー・チー氏が就いていた国家顧問の役職を廃止。スー・チー氏の役職を奪って影響力低下を図る狙いがある。

 NLDやデモ隊への圧力が強まる中、米会員制交流サイト(SNS)大手のフェイスブック(FB)は25日、国軍や関連企業によるFB利用を禁止した。FBは国内で最も人気があるSNSで、国軍も情報発信に利用していた。FBは声明で「使用を認めるリスクはあまりに大きい」と説明した。

 ミャンマー国内では25日から、最大都市ヤンゴンなどで国軍支持派による抗議活動が広がっており、クーデターに反発するデモ隊と小競り合いが起きている。地元メディアは国軍支持派が武器を携帯している様子を報じており、治安状況が悪化している。

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