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世界の新規感染者、6週連続で減少

 【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)の集計によると、新型コロナウイルスの世界の新規感染者数が今年に入り6週間連続で減少した。21日までの1週間の感染者数は1月のピーク時から半減。ただ、感染力が強いとされる変異株の感染地域は拡大しており、警戒は緩められない。

 15~21日に報告された新規感染者数は世界全体で約249万人と前週比で約10%減。ピーク時の1月4日からの1週間は500万人余りだった。WHOの報告書によると、管轄地域別では中東など「東地中海」と「南東アジア」以外の地域で前週から減り、減少幅の最大は南北米大陸の19%。

 国別では、累計感染者数が世界最多の米国で15~21日の新規感染者数が約48万人、欧州最多の英国も約7万8000人となり、いずれも6週連続で減少した。

 米国ではバイデン政権発足以降、マスク着用などの感染対策を強化。欧州では感染の第2波に見舞われた昨秋以降、厳しい規制を延長するなどし、英国も1月上旬から都市封鎖に乗り出していた。WHOのテドロス事務局長は「単純な公衆衛生対策が機能している」と各国の努力を評価した。

 昨年12月以降は欧米を皮切りにワクチン接種が各地で始まった。米ワシントン大の保健指標評価研究所(IHME)は「ワクチン接種数の継続的な拡大」が感染者数の減少の要因との見方も示している。

 懸案は変異株の拡散だ。WHOによると、英国の変異株の確認は1月下旬の70カ国・地域から今月23日時点で101カ国・地域に、南アフリカの変異株は31カ国・地域から51カ国・地域に増加。テドロス氏は変異株に対するワクチンの有効性低下の可能性に触れ、変異株の拡散で「(感染拡大の状況に)戻ってしまうかもしれない」と述べた。

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