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韓国で新型コロナワクチン接種始まる 出遅れに批判も

 【ソウル=桜井紀雄】韓国で26日朝から新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。療養型医療施設の入所者や医療従事者が対象で、全国1900カ所余りで同時に開始された。

 韓国は、感染拡大の一定の押さえ込みに成功しており、「K防疫」と自賛してきた。一方で、ワクチンの確保に出遅れ、経済協力開発機構(OECD)加盟国37カ国中、接種開始が最も遅いとして、国内で批判が起きている。

 英製薬大手アストラゼネカ製のワクチンから接種を始めるが、防疫当局は、高齢者への有効性を示すデータが不足しているとして、65歳以上への接種を当面見送ると発表。療養型医療施設の大半の入所者が対象から外れるなど、出だしから計画に狂いが生じている。

 接種をためらう人も少なくなく、野党などから、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が接種「第1号」になって不安を解消すべきだとの声が出ると、与党側は「国家元首は実験対象なのか」と反発し、政治問題化した。他の国が90歳の女性や看護師、首相らを「第1号」に決め、接種スタートをアピールしてきたのに対し、韓国では特定の第1号を決めずに全国で午前9時に同時に始める方針を示していた。

 韓国政府は、9月までに国民の70%以上に1回目の接種を終え、11月までに集団免疫を形成することを目標に掲げている。

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